SNSやネットニュースで「松本潤が独立」「嵐が新会社を設立」といった見出しを目にするたびに、「え、嵐って解散したんじゃなかったの?」「結局どういう状態なの?」と混乱していませんか。かつて熱心に応援していたファンの方であればあるほど、情報の波に乗り遅れてしまったような寂しさを感じているかもしれません。
結論から申し上げますと、嵐は解散していません。現在も「活動休止中」であり、グループとしての絆はしっかりと維持されています。
この記事では、デビュー当時から彼らを見守ってきたエンタメジャーナリストの視点から、複雑に見える現在の状況を整理し、なぜ今このような動きがあるのかを徹底解説します。単なるニュースのまとめではなく、新会社設立やメンバー独立の裏にある「5人の真意」を深掘りしました。読み終える頃には、不安が払拭され、彼らの新しい挑戦を心から応援できるようになるはずです。
[著者情報]
執筆者:相沢かおり(エンタメジャーナリスト)
大手音楽雑誌で15年間、嵐を含む数々のアーティストの特集記事を担当。現在は独立し、Webメディアを中心にアーティストのキャリア戦略やファンダム文化についての解説記事を執筆。長年の取材経験に基づき、ファンが本当に知りたい情報を分かりやすく届けることを信条としています。
【結論】嵐は「解散」ではなく「活動休止」を継続中
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まず、最も重要な事実を確認しましょう。嵐は2020年12月31日をもってグループとしての活動を一時的に止めていますが、これは「解散」とは明確に異なります。
2019年1月の記者会見で、メンバーは「解散ではありません」と繰り返し強調しました。リーダーの大野智さんが「一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」と提案したことをきっかけに、5人で何度も話し合いを重ねて導き出した答えが「活動休止」だったのです。
この決定から数年が経ちましたが、彼らのスタンスは変わっていません。解散を選ばなかったのは、「5人で嵐」という強い信念と、いつかまたファンと再会する可能性を残したいという愛情があるからこそです。活動休止に至る経緯や、会見でのメンバーの言葉を時系列で整理したい方は、嵐の活動休止の真相を時系列と発言で徹底解説した記事も参考になります。
なぜ「解散説」が出るのか?混乱の元凶となる2つの動き
「解散していない」のなら、なぜこれほどまでに情報が錯綜し、不安を煽るようなニュースが出るのでしょうか。その原因は、ここ数年で起きた2つの大きな構造変化にあります。
1. 旧ジャニーズ事務所の体制変更とSTARTO社の発足
2023年、彼らが長年所属していたジャニーズ事務所は「SMILE-UP.」へと社名を変更し、タレントマネジメント業務は新会社「STARTO ENTERTAINMENT」へと引き継がれました。この組織の激変は、嵐だけでなく全ての所属タレントにとって、自身のキャリアや契約形態を見直す大きな転機となりました。メディアがこの変化をセンセーショナルに報じたことが、解散説再燃の一因となっています。
2. メンバー個人の「独立」と「新会社」の設立
二宮和也さんや松本潤さんが個人として独立したニュースは、多くのファンを驚かせました。しかし、ここで誤解してはいけないのが、彼らの独立は「グループからの脱退」を意味しないということです。彼らは個人活動の拠点を自らの会社に移しつつ、嵐としての活動拠点は別に用意しました。それが次項で解説する「株式会社嵐」です。なお、二宮和也さんの独立後の体制(個人事務所「オフィスにの」など)の背景を押さえたい方は、二宮和也の独立後の近況を整理した記事が文脈理解に役立ちます。

5人の絆の象徴「株式会社嵐」設立が持つ本当の意味
2024年4月、メンバー5人全員が連名で「株式会社嵐」の設立を発表しました。このニュースこそが、解散説を完全に否定する最強の証拠であり、彼らの未来への意志表明です。
5人が主体となって作った「自分たちの城」
「株式会社嵐」は、事務所主導で作られたものではなく、大野さん、櫻井さん、相葉さん、二宮さん、松本さんの5人が発起人となって設立された会社です。代表取締役には弁護士の四宮隆史氏を迎えましたが、実質的な意思決定はメンバーが行います。これは、「嵐のことは、自分たち5人で決める」という覚悟の表れであり、グループを守るための強固な砦を築いたと言えるでしょう。
エージェント契約という新しい「つながり方」
株式会社嵐は、STARTO ENTERTAINMENTと「エージェント契約」を結ぶと見られています。これは、従来の「マネジメント契約(事務所が全て管理する)」とは異なり、仕事の獲得や交渉などの特定業務のみを委託する形です。これにより、メンバーは個人活動の自由度を保ちながら、グループ活動においてはSTARTO社のサポートを受けるという、柔軟かつ自立した活動が可能になります。
| 従来の形 | これからの形(予想) |
|---|---|
| 事務所が個人・グループの全てを管理 | 個人:独立または各々の会社で管理 グループ:「株式会社嵐」が主体となりSTARTO社と提携 |
| 事務所の方針に従う | メンバー5人の合議で方針を決定 |
✍️ 専門家の分析
【結論】: このスキームは、アイドルグループの「理想的な成熟モデル」です。
なぜなら、過去の多くのグループは「個人の成長」と「グループの維持」のバランスに苦しみ、解散を選ばざるを得なかったからです。嵐は、個人として独立しながらも、グループという「帰る場所」を法人化することで永遠にするという、極めて賢明で愛情深い選択をしました。これは、彼らの絆がビジネスパートナー以上の、家族のような信頼関係にあるからこそ実現できたことです。
よくある質問(FAQ):大野くんは?再開はいつ?
ここからは、ファンの皆さんが特に気になっている具体的な疑問について、現状判明している事実を基にお答えします。
Q1. リーダーの大野智さんは今どうしていますか?
A. 大野さんは現在も芸能活動を休止中ですが、「株式会社嵐」の設立メンバーにはしっかりと名前を連ねています。これは、彼が嵐の一員であることに変わりはなく、未来の選択肢の中に「嵐としての活動」が含まれていることを示唆しています。彼を置き去りにせず、かといって無理強いもせず、5人で歩調を合わせているのが現状です。より詳しく整理したい方は、大野智の現在と嵐の未来(宮古島の動きと株式会社嵐の意味)もあわせてご覧ください。
Q2. 活動再開はいつ頃になりそうですか?
A. 結論からお伝えすると、嵐は「活動再開」ではなく、2026年のツアーをもってグループとしての活動を終了することが公式に発表されています。
発表によると、ツアータイトルは「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」。このツアーが、嵐としてファンの皆さんに直接想いを届ける最後のステージとなります。
公式メッセージでは、
「これからもファンの皆さんに楽しんでいただけることを考えていきますので、活動が終了するその瞬間まで、一緒に走り続けてくれたら嬉しいです」
と語られており、これは突然の幕引きではなく、ファンときちんと向き合い、感謝を伝えるための“区切りの時間”を用意した決断だと受け取れます。
長い活動休止期間を経て、再開ではなく「終わり」を選んだことは寂しい事実ではありますが、5人で話し合い、納得した形でゴールを迎えようとしている点に、嵐らしい誠実さが表れています。
Q3. メンバーが別々の事務所になると不仲になりませんか?
A. 物理的な所属が変わっても、心の距離や関係性が変わることはありません。むしろ、新会社を共同設立したという事実は、これまで以上に密に連絡を取り合い、将来について真剣に話し合っている証拠です。不仲であれば、共同出資して会社を作るなどという面倒な手続きは絶対に踏みません。
まとめ:嵐は「終わり方」まで嵐だった
いつも応援していただきありがとうございます。
長らくお待たせいたしましたが、嵐のコンサートツアーの詳細を発表できることになりました✨
ツアータイトルは、
ARASHI LIVE TOUR 2026 「We are ARASHI」となります。… pic.twitter.com/R1ooxGNgrh— ARASHI (@arashi5official) November 22, 2025
今回は、嵐の「解散・活動休止」をめぐるこれまでの経緯と、「株式会社嵐」設立、そして活動終了の発表に至る背景について解説しました。最後に、ポイントを整理します。
- 嵐は長年「活動休止」という形を取りながらも、2026年のツアーをもってグループとしての活動を終了することを選択した。
- 「株式会社嵐」は、解散を急ぐための器ではなく、5人で納得のいく終わり方を迎えるための拠点だった。
- メンバーそれぞれの独立は不仲や分裂ではなく、最後まで嵐として向き合うための準備でもあった。
活動終了という言葉だけを見ると、どうしても寂しさが先に立ちます。しかし、突然姿を消すのではなく、ツアーという形で感謝を直接伝え、「活動が終了するその瞬間まで一緒に走ろう」と語ってくれたことに、嵐らしい誠実さと優しさが詰まっています。
嵐の物語は、確かにひとつの区切りを迎えます。けれどそれは、投げ出された終わりではなく、5人とファンが同じ方向を向いて迎えるゴールです。
それぞれの道を歩む彼らを応援しながら、最後に用意してくれた「We are ARASHI」という時間を、噛みしめるように受け取っていきましょう。
[参考文献リスト]
- ORICON NEWS (2024年4月10日). 「嵐、5人で新会社設立を報告」
- STARTO ENTERTAINMENT公式サイト 企業情報
- 各メンバー公式サイトおよび公式SNSアカウント



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